緩和ケア 患者を支える家族のケア
医療相談の専門家 広島の医療コーディネーターの藤原です。
今日は、患者を支える家族のケアのお話を。
アロマセラピストもしている私は、昨日は緩和ケア病棟のアロママッサージ要員として活動することがあります。
アロママッサージは
患者さんご本人だけではなく、希望されたらご家族にもしています。
昨日は、患者に付き添う家族のマッサージをしていろいろと考えるところがありました。
奥さんにアロマのハンドマッサージをしていると、どうやら肩がこるらしく、肩もみしますよといったらお願いしますといわれたので、
肩もみしようと肩に触れたら、びっくりするくらいの肩こり。
毎日の気の張るお仕事に加えて、
毎晩の病室泊まり込み。
寝る場所はどこですか?と聞けば
椅子の背もたれをパタン倒せば
ソファーベットにかわるという椅子を指差されました。
ちょっと見た感じ、硬くて体を支えきるほどの大きさではない狭い寝場所に毎日か、と思ったら
思わず、夜は眠れていますか?
と声をかけてしまった私。
ひどい肩こりの原因は、ハードなお仕事と、椅子ベットのせい?
看護師さんが点滴をかえにくる度に、彼は目が覚めてしまうけど、私はぐっすりですなんておっしゃっていましたけれど、
旦那さんの目が覚めていることを知っているあなたも起きているでしょう?
明るく振舞って毎日病棟に通う妻に
夫への愛を感じました。
控え室に帰って
先生、アロマで肩をするんじゃなくて、肩コリがひどいとおっしゃったから、肩もみしましたと報告したら、
肩もみって・・といわれましたが、
その後先生と、体を伸ばして眠れる簡易な畳のベットがあればいいよね、家族数人で座ってお話もできるし・・
と理想を語って帰ったのでした。
肩コリがひどく、夫の前で気丈に振る舞うあなたを見て、
支える人のケアも必要だと感じた
1日でした。