医療相談を受ける医療コーディネーターの仕事とは
医療コーディネーターのお仕事について。
医療相談の専門家、広島の医療コーディネーターの藤原です。
病院に行った先の医師の説明不足で治療選択できずに困ったとき、この病気はどこでみてもらったらいいのか悩んでいるとき、急性期病棟で退院をせまられた時、経済的、精神的、家族問題があり、病気を抱えたままどうしたらいいかわからず、困ってしまったときどうしていますか?
抱え込まずに相談できるところを知っていますか?
相談者の相談にのり、不満を聞き、家族間、医師との関係に問題を調整するお仕事を医療コーディネータと名乗る人たちがしています。
このような関係調整のお仕事は、医療コーディネーターと名乗る人たちだけではなく、実は院内や市や県の行政でもされています。
地域の行政では、いろいろな相談窓口があり、無料で相談にのってくれる体制が整っています。また、大きな病院であれば相談室が設置されているので無料相談窓口に相談することもできます。
しかし、このような仕組みをしらない方が大勢いらっしゃるようですし、医療コーディネーターの存在を知らない人も多数いらっしゃいます。
私の医療コーディネーターの同期生には、
普段から患者さんの悩み、家族関係、医師との関係においての患者さんの悩みを仕事として聴き続けている
病院外来の看護師、病棟勤務の看護師、行政の窓口の看護師、薬剤師、介護士、社会福祉士、看護師のトップを勤めていた看護師がいます。
関係調整といって、悩み事を解決する仕事にもいろいろな問題があって、行政で関係調整をされている方に聞くと、個々人で思うように働けない行政の壁があるようです。
また、相談室勤務の看護師以外の看護師によると、患者さんへの処置、投薬、説明その他多くのお仕事に時間がとられるため、本当は話を長くきいてあげたいけど、十分に患者の悩み不安を傾聴する時間がないようです。
医師も忙しいので、多くの医師は患者さんの不安を受け止めつつ、今後の治療方針などの説明を時間をかけてできないのが現状です。
医師は診断、治療ができる唯一の専門家ですので、患者さんが納得いくほど説明に時間をかけている暇があったらというか、暇なんて全然ない人が多いのです。
そのような現状の中で、
相談者の不安や悩みを解決するために時間をかけてとことんお話を聞き、家族、医師との間の関係に問題がある場合には、医療相談を時間をかけて受けることのできる院内または院外の医療コーディネーターが間に入り
治療選択、退院の選択をせまられている相談者には、意思決定をお手伝いし、
病気になったために就労問題、経済的困窮、精神的問題が生じた人のためには解決するのに適切な場所につなぐサポートをするのが
医療コーディネータの仕事です。
患者さんやその家族の不安や心配を解消するために、ずっと相談者の気持ちに寄り添いつづけ、サポートすることができる仲間がたくさんいます。
病気で生じた悩み事をどうしたらいいのか困っている人へ
身近な行政、病院の総合相談窓口、医療コーディネーターにご相談を
不安な気持ちが誰かに相談することで軽くなることを願って。